fukumaruの肺がん闘病日記

2015年9月、肺がんと診断される。
ステージⅢBだが範囲が広い為放射線治療ができないと診断。
2016年1月13日現在抗がん剤により治療中。
日記なんて名前ですが、書ける時に更新します。

早朝ライド

実は私はサイクリストでもある・・・あくまでも趣味の領域ですが・・・


今日は朝5時30分集合で近くの河川敷を走り、池の畔のカフェでモーニングでした。
走っている最中、ずーっと頭の中は病気の事・・・。
咳も止まらず、少しペースを上げると右胸に痛みが走り、空気を思いっきり吸う事ができない。
やはり病気のせいか・・・
こうやってみんなで走ったりワイワイやるのも、しばらくはお休みになりそうだ。
解散時に女性陣2台のバーテープの交換のお手伝い。


明日は知多半島一周サイクリング大会だ。
100キロの距離を自分の体が耐えられるのか?と不参加も考えたが、病院に行ってガンかも?と言われてなければ普通に参加していただろう。
俺の中では、このサイクリングを病気が治るまでの最後のサイクリングと考えている。
病気が治ったら、また走ればいいじゃないか。


と自分に言い聞かせる・・・。

大学病院で受診

昨日のかかりつけ医の所で撮ったCTとレントゲンのCD-ROMと紹介状を持って、家からほど近い大学病院に来た。
こんな大きな病院で診察を受けた事が無い為、まずどこに行けば良いかわからない。
とりあえず受付カウンターっぽいところで聞いてみると、あっちの受付に並んで下さいとの事。
20人ぐらい並んでいる列に並び受付へ行き、紹介状とCD-ROMを渡すと、iPhone6+ぐらいのタブレット端末を渡された。
このタブレット端末に、どの階のどこに行け とか 精算してくれ とか指示が入るらしい。
今時の病院は効率化を図っているんだなぁ・・・


採血とレントゲンの指示がはいり、キョロキョロしながらなんとかクリア。
暫く待つと診察の指示が入り、指示された診察室で診察を受ける。
まだ若い30歳過ぎぐらいのクールな感じの先生だ。
先生は「やはり肺がんが疑われますね。それと肺炎も疑われます。3日ほど入院してもらって、肺の細胞を採取して悪性か検査しましょう。」
9月16日から3日間の予定で入院する話になり、診察が終わったので帰れると思ったら、看護師さんから入院についての説明があるとの事で別室へ。


一通りの説明が終わり、終了・・・いや、今度は入院支援センターって所で説明を受けろと・・・。
ここで何をするかというと、部屋の予約です。
有料の部屋とか個室とか無料の部屋とか・・・
今まで入院なんてしたことがないので、とりあえず無料部屋を第一候補にしてお金のかからない方向で予約してきた。
なんか先の看護師さんの入院の説明の時に部屋の予約ぐらいできるように思うのだが・・・


全部終了し、タブレット端末に精算するように指示。
支払いももちろん自動精算機だ。
タブレット端末のバーコードを精算機にかざすと金額が表示される。
クレジットカードで支払いし、病院をあとにした。
家に帰り、まずは会社に入院する事を報告し、休んでも大丈夫なように調整をした。
実際、肺がんであれば当分は仕事に出れないだろうと思う。
妻が仕事から帰ってくるのを待って、検査入院する事を話した。
今後の事を真剣に考えなくてはいけない・・・

肺に影・・・

あいかわらず咳が止まらない。
週末は知多半島一周サイクリングの本番なのに治らない。


夕方、妻が病院で診てもらおうと言うので、妻と二人で近くの病院で診てもらう事にした。


診察時に、一応CTとレントゲンを撮ってみましょうとの事でCT撮影。
妻は娘の塾のお迎えの時間なので、一度離れてまた病院に迎えにくるとの事。


CT撮影して数分後に診察室に呼ばれた。
CTの画像をマウスで動かしながら、先生が「・・・肺炎の徴候がありますね・・・あれ?・・・ちょっと待って・・・うーん・・・」とあやしげな展開・・・。
しばらく先生はCTの画像を無言でクリクリ・・・数分後、「影があって肺炎と思ったのですが、肺がんかも知れません。明日、大至急で大きな病院を受診して下さい。紹介状とCTとレントゲンのデータを準備しますから、待合でお待ちください。絶対に明日行ってくださいね。」
私はいろんなことを考えながら「・・・はい・・・」


・・・大至急って・・・これってたいぶやばいって事か?
・・・肺がんかも?・・・ってことは肺がんじゃないかも?って事だよね?
・・・明日、いきなり仕事休めるか?・・・でもやばそうだし、無理言って休みもらうしかないな・・・。
かなり凹んだ。
病院で紹介状とCD-ROMを受け取り、一人病院を出る。
台風の影響で外は大雨だ。
妻を待ちながら、気持ちを整える。
妻にどう話すべきか・・・
しばらくすると妻が迎えに来た。
娘が一緒にいるので、結果を話したくないのに聞いてくる・・・。
しょうがないので説明するしかなかった。